最初に知っておいてほしいこと

「最近、同じ話をすることが増えた気がする」
「電話をするたびに、少し元気がなくなっている気がする」
「久しぶりに会ったら、以前より物忘れが増えたように感じた」
そんな変化に気づいたとき、ご家族は不安になります。
特に離れて暮らしている場合は、毎日の様子がわからないからこそ、
「お父さん、大丈夫かなぁ。」、『お母さん、一人で暮らしていけるかなぁ』
という気持ちが大きくなるかもしれません。
まず、お伝えしたいのは『物忘れがある=すぐに認知症』とは限らないということです。
物忘れ=認知症ではありません
認知機能というと、多くの方は「記憶力」を思い浮かべます。
でも実際には、
- 記憶する力
- 注意する力
- 判断する力
- 計画する力
- 言葉を理解する力
など、さまざまな能力が含まれています。記憶は認知機能の一部に過ぎません。
名前が出てこない、物を取りに行ったのに忘れてしまう。
こうしたことは加齢でも起こります。
大切なのは、一つの出来事だけで判断するのではなく、その人全体の変化を見ることです。
実は見落としているサイン
例えば、

- 外出する機会が減った
- ボーッとしてることが増えた
- 表情が乏しくなった
- 歩く速度が遅くなった
- 食事が偏るようになった
こうした変化も大切なサインです。
認知機能だけではなく、身体機能や生活習慣、社会とのつながりも含めて考えることが大切です。
正解を探すより、一緒に考える
ご家族は、
「病院に行った方がいいのかな」
「運動した方がいいのかな」
「何か脳トレをした方がいいのかな」
と考えるかもしれません。
しかし、すべての人に当てはまる正解はありません。
運動が合う人もいれば、趣味や仲間との交流が良い刺激になる方もいます。
最初は行きたくなかったデイサービスが楽しくて待ち遠しくなる方もいます。
大切なのは、「これをやりなさい」ではなく、「何なら続けられそうかな?」
を。一緒に考えることです。
ご家族だけで抱え込まない
認知機能の変化が気になり始めたとき、ご家族は「自分が何とかしなければ」と思いがちです。
しかし、一人で抱え込む必要はありません。
かかりつけ医や地域包括支援センターへの相談はもちろん、最近ではご家族を支える便利なサービスも増えています。
例えば、以下のようなサービスを導入することで不安を解消することもできます。

- 見守りサービス
- 郵便局の訪問サービス
- GPS機器
- 服薬支援グッズ
などがあります。
大切なのは、一人で頑張ることではなく、頼れるものを上手に活用することです。
まとめ
親の変化に気づいたとき、不安になるのは自然なことです。
しかし、その不安を一人で抱える必要はありません。
また、焦って答えを出す必要もありません。まずは変化を知ること。そして、その人に合った方法を一緒に探していくこと。
認知機能を守るために大切なのは、完璧な対応ではなく、小さな行動を積み重ねることです。NELA LABが、その第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
